天賞堂の蒸気機関車模型をお買取りしました。
C58形のパレオエクスプレス(C58363)で、HOゲージです。
鉄道模型ファンの中では天賞堂の鉄道模型のクオリティの高さと精巧性はよく知られています。天賞堂は1879年に銀座に店舗を構え、貴金属や宝飾品、懐中時計などを扱う店として発展していきました。
創業から150年近く経つ現在もなお、ジュエリーや腕時計の高級ブランドとして多くの顧客を獲得しており、銀座の名所のひとつにもなっています。
そんな天賞堂のもうひとつの名物が鉄道模型です。
1949年に、大の鉄道好きだった当時の社長の趣味が高じて事業として始まったのが国鉄などの鉄道模型の製造と販売でした。
鉄道マニアであった当時の社長のこだわりはとてつもなく、細部にまでこだわりぬいた精巧さと、美しさや丈夫さから、多くの鉄道ファンがこぞって買い求めにやって来たそうです。
今回お買取りしたSLはHOゲージという規格で、走行用よりも鑑賞用に適していると言われています。
日本で主流となっている鉄道模型はNゲージで、路線を這わせて走行させて楽しむのに最適ですが、それよりも大きいサイズ感のHOゲージは細部までこだわって作られているため展示・鑑賞用に最適です。
C58363は「シゴハチ サンロクサン」と呼ばれ、東北地方の旧国鉄で1960年代に活躍していたSLです。
1972年に現役を引退してからは現在の鴻巣市立吹上小学校の校庭に設置され子どもたちの遊び場として第二のSL余生を送っていましたが、さいたま博覧会でSL運行を実現したいという企画が上がり、そこで運行されるSLとして抜擢されました。
その後は秩父鉄道のSLパレオエクスプレスとして復活し、秩父の紅葉などを眺めながらSLを楽しめる観光名所の立役者として活躍しています。
「パレオ」という名前は、太古の時代に秩父地方に生息していた海獣パレオパラドキシアからつけられ、秩父にちなんだ名前ということで地元の人々からも愛されています。
天賞堂の鉄道模型は非常に価値が高く、全国の鉄道マニア、鉄道ファンから「手に入れたい」という声が上がっています。もしご自宅に保管状態の良い鉄道模型、蒸気機関車模型がございましたら、ぜひ当店へお持ちください。しっかりと査定し、その価値を見極めさせていただきます。
グッチのフローラトートバッグをお買取りさせていただきました。
グッチのフローララインは、知る人ぞ知る定番アイコンですが、実はこのデザイン、たった2日で生まれたものだったということはご存じですか?
1966年に、モナコ公国の公妃であったグレース・ケリーがミラノのグッチに来店しました。その際にグッチのバッグを購入したのですが、当時の店のオーナーであったルドルフォ・グッチが「何か公妃のために特別な贈り物をお渡ししたい」と申し出たそうです。
グレース・ケリーはスカーフを希望しましたが、彼女に似合うようなスカーフが無いと思ったルドルフォは、急遽ヴィットリオ・アッコルネロという著名なイラストレーターにスカーフのデザインを依頼しました。公妃をイメージしたフラワーモチーフで、と。
その翌日には、すぐにデザインが届けられ、そのデザインこそが「フラワーライン」として人気をはくしたグッチのアイコンデザインとなりました。
フラワーラインには、ヴァイオレットやチューベローズ、マグノリアなど、色とりどりの花がデザインされており、ルドルフォ・グッチが予想したよりもはるかに大きな人気を獲得しました。
フラワーラインは、華やかでありながら、どこかエレガントで派手すぎず、絶妙な女性らしさが魅力です。
グッチは、このフラワーラインからインスピレーションを得たフレグランスもリリースしています。
フラワーラインは全て同じデザインではなく、アイテムによって微妙にそのデザインが異なります。昆虫が描かれているものもあり、今回お買取りしたトートバッグには花の間に小さな蝶が描かれています。
花だけのデザインもありますが、蝶、蜂、トンボなどを描くことで、より躍動感溢れるいきいきとした雰囲気を演出できます。
シンプルなファッションと合わせればバッグを主役としたコーディネートが完成します。カジュアルウェアと合わせると、少しだけ背伸びしたような、大人っぽくエレガントな装いに変身できます。
カインドベアでは、グッチをはじめとする各ハイブランドのアイテムを積極的にお買取りしています。家にあるけれど使っていない、ただしまいこんでいるだけ、というアイテムがある方は、是非一度、お気軽にお持ちください。眠らせているだけではブランド商品は真価を発揮できません。欲しい!と願う方々のもとへと届けてみませんか?
閉鎖された幻の蒸溜所「軽井沢蒸溜所」のエクシード12年をお買取りいたしました。
とても希少性が高く、ものすごいプレミアがついた代物です。720mlでアルコール度数は40度、保存状態がよくエクシードの風味がしっかりと閉じ込められています。
軽井沢蒸溜所は、1955年に長野県御代田町に建てられ、日本産の上質なウイスキーを製造していました。ゴールデンプロミス種麦芽を用いることと、シェリー樽での熟成にこだわって、浅間山から流れてくる清らかな水を使って丁寧に蒸溜したウイスキーは、多くのウイスキーファンの舌をうならせてきました。
軽井沢というと、緑の多い山間の避暑地というイメージが強いですが、軽井沢蒸溜所は貯蔵庫が蔦で覆われているのが特徴的でした。この蔦は、勝手に生えてきたものを放置していたというわけではなく、ウイスキー作りに一役買っていました。蔦に覆われていたことで、貯蔵庫の中の温度や湿度を一定に保つことができ、それゆえにウイスキーにとって非常に理想的な環境を作れたと言われています。これに軽井沢の涼しい気候という条件が加わり、ウイスキーづくりに適した土地、そして蒸溜所の造りだったと言えます。
蒸溜所は2012年に完全閉鎖されたため、既に軽井沢蒸溜所で作られたウイスキーは市場に出回っていません。中古品を扱う店舗、あるいは古酒を扱っている店でしか見かけられない、本当に貴重なお酒です。
そして、その味わいや風味は大変な人気を博しており、入手困難となっています。
端正で気品がある風味で、食前酒として飲むのがおすすめです。香りとしてはブドウの華やかな香りが鼻を抜けた後、クリームのような甘い香りが漂い、そして最後には柑橘系の爽やかさが後を引きます。風味は、糖蜜のようなコクのある甘さが際立ちながらも、決してしつこくなく、つい「もう一口」と飲み進めたくなるような、そんな美味しさをたたえた仕上がりとなっています。
ウイスキーファンの方や、珍しいウイスキーを扱う飲食店さんに、ぜひお譲りしたいような逸品です。
カインドベアでは、ウイスキー、ブランデー、ヴィンテージワインなどの古酒を喜んでお買取りいたします。古酒は月日が経てば経つほど価値が上がるものが多く、珍しいものは数十万~数百万の価値がつくこともございます。
ご自宅に「古い高級酒があるんだけど、開けていないんだよね」というお酒がございましたら、一度お見せくださいませ。
ミキモトのパールが輝くメープルのブローチをお買取りいたしました。
18金のイエローゴールドで作られたメープルブローチに、4.5mmのパールがあしらわれています。
ミキモトといえば真珠、真珠といえばミキモト、というくらい有名なパールブランドが贈る繊細かつ上品なブローチは、胸元につければワンポイントアクセサリーとして輝きを放ち、バッグなどの小物につければひとつのアート作品のように芸術性を高めます。
1893年創業のミキモトは、世界ではじめて真珠の養殖に成功しました。
創業者である御木本幸吉は、うどん屋の長男として生まれました。商売をしていた家に生まれたということもあり、御木本は若いころにさまざまな商売を経験してきました。そんな御木本が目をつけたのが、当時乱獲されて数が減っていた真珠の養殖事業でした。
高級アクセサリーに使われるために乱獲されていた真珠は、当時絶滅の危機に瀕していました。そんな真珠を養殖し、人工的に数を増やすことで、真珠の美しさに焦がれる女性たちから幸せを奪うこと無く、真珠の絶滅も防げると考えたのです。
真珠貝の養殖から真珠そのものの養殖に至るまで、試行錯誤の連続だったそうです。
なにしろ、世界中で誰も成功しなかったチャレンジであり、自然界の真珠貝では1000個の中に1粒の真珠があるかないかという希少なものだった真珠そのものを意図的に増やすという、無謀とも言える挑戦だったのです。
失敗を繰り返しながらも、決してあきらめなかった御木本は、ついに真珠の養殖に成功します。その背景には「世界中の女性を真珠で飾りたい」という、御木本の情熱がありました。
世界にはさまざまな宝石があります。ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、エメラルドなど、鉱石を磨いたジュエリーは、自身が美しく輝き、その輝きによって女性たちを飾ります。
一方で、貝から生まれた真珠という宝石は、鉱石とは異なる乳白色の柔らかい輝きにより女性自身が内に秘めている輝きを引き出します。女性を飾るというよりも、女性の美しさを引き立てる、そんな、たおやかな気品を称えたジュエリー、それが真珠なのです。
パールというと、ネックレスやペンダント、それからシンプルなイヤリング、ピアスなどが定番ですが、ブローチに取り入れてもまた、その美しさに気付かされます。
アクセサリーは控えたいシーンでスーツを着用するような場でも、襟もとや胸元に添えるだけで女性らしい品が感じられるコーディネートが完成します。
大和なでしこのような、気品ある控えめな美しさの中に宿る永遠の輝きは、いつの時代にも女性たちを虜にし続けるのです。
カインドベアでは、ミキモトのパールアクセサリーのお買取りを喜んで受け付けております。ご自宅に眠っているミキモトのアイテムや、祖父母様、親御様が持っていたもので持て余してしまっているミキモトのアイテムがございましたら、ぜひ一度お持ちください。