今回は、老舗食器メーカーとして名高いウェッジウッドの陶板をお買取りしました。
食器のイメージが強いですが、ジャスパーの「6人の踊り子」というモチーフで作られた陶板が販売されていたのです。額縁に入っているため、そのまま壁に飾ることができます。大きさは幅が約26cmで少し小ぢんまりしているのですが、小さすぎずに存在感も主張してくれるため、お部屋や玄関、階段の踊り場など、様々な場所に設置できます。
ゴールドとブラックの高級感溢れる額縁の中に、落ち着いたオリーブ色をバックに白い陶器風のレリーフで踊り子たちが描かれています。
ゆったりとした衣装をまとい、たおやかに舞う姿は、さながらニンフや女神、ギリシャ神話に登場する乙女たちのようです。
ひとつの芸術作品として完成されており、食器メーカーが手掛けたものとは思えないクオリティと美しさでお部屋を華やかに、そして上品に彩ってくれます。
さて、ウェッジウッドは1759年にイギリスで創設された食器メーカーですが、創設からほどなくして1775年に「ジャスパーウェア」というストーンウェアを開発します。
ジャスパーウェアは、マットな質感が上品なレリーフ装飾で、まさにウェッジウッドの代名詞とも言えるほど人気を博しました。
創設者であるジョサイア・ウェッジウッド自身が何千回も実験を重ねて試行錯誤の上に生み出した特殊技術により編み出された、この美しいレリーフ装飾は、食器の域を超え、ひとつの芸術作品としても認められるようになりました。
「6人の踊り子(ダンシングアワー)」は、陶板だけでなく、カップ&ソーサーとしても販売されていました。
カップを取り囲むように踊り子たちの装飾が施され、とても優美な気分にさせられる逸品です。
この素晴らしい「6人の踊り子」を、いつでも目で見て楽しみたい、そんな思いを叶えてくれるのが今回お買取りした陶板です。
カップは使わなければ目に入りませんし、ウェッジウッドほどのハイブランドな食器になると普段使いというよりはお客様にお茶をお出しする際に使う一級品として普段は戸棚の奥底にしまわれていることが多いでしょう。
それでは勿体無いということで、陶板を飾ってみるのも一興ではないでしょうか。
当店では、ウェッジウッドなどの高級食器や、ハイブランドのインテリア、美術品などを幅広くお買取りしております。
ご自宅に何か眠っているものがございましたら、是非査定にお持ちくださいませ。