「大正の歌麿」と称された浮世絵の巨匠、橋口五葉が描いた6枚の美人画「女六題」のコンプリートセット(解説付き)をお買取りしました。
悠々洞出版が750部限定で出したものでシリアルナンバーがついており、本商品は366番です。タトウ箱付きで非常に状態が良く、コレクターにはたまらない素晴らしい代物となっています。
橋口五葉は明治・大正時代を代表する画家で、かの夏目漱石の「吾輩は猫である」の装幀を任されたことでも有名です。西洋画や油絵など、さまざまな画法や絵画について学ぶ中、彼が夢中になったのが版画であり、江戸時代から脈々と続く浮世絵に多大なる影響を受けました。美人画を得意とした橋口の代表作は「髪梳ける女」で、他にも数多くの美人画を残しています。彼の版画はアメリカから高い評価を得て、展覧会が開かれたほどでした。ヨーロッパで浮世絵が注目されたように、西洋の人々にとって浮世絵、版画には、どこかオリエンタルな魅力が感じられるのでしょうか。
そんな橋口が手掛けた美人画を6枚セットにした「女六題」が、山口桂三郎の解説つきで持ち込まれ、丁重に査定させていただきお買取りするに至りました。大変貴重なものであり、時を経てもなおその価値が下がるどころか上がり続けるような、そんな素晴らしい芸術作品です。
えてして芸術作品全般に共通し、時が経つほどにその価値が上がりゆく、ということがございます。希少価値が上がるということはもちろん、年月の経過による経年劣化や状態の変化などを加味し、保存状態が良いものに関しては更に価値、値段が上がっていくのです。
もしかしたら、あなたのご自宅に眠っている絵画や美術品などにも、とんでもない値がつくかもしれません。古いものだからといって邪険にせず、丁寧に保管し、機会があれば査定、あるいは鑑定してもらってみてください。カインドベアも、古美術品、時代を問わずアーティストの作品など、積極的にお買取りしております。「これって値段がつくのかな」「いくらくらいになるのかな」といった美術品などございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。心よりお待ちしております。