カインドベアでは万年筆も扱っています。
万年筆は昔から多くのファンがいて、他の文房具とは一線を画す特別な文房具です。
アンティーク価値のあるものはマニアたちがコレクションしたがり、その希少性によって価値がとんでもなく上がるようなものも少なくありません。
今回は、とても貴重な万年筆をお買い取りさせていただきました。モンブラン社が手掛けるマイスターシュティックの作家シリーズより、ヘミングウェイモデルBです。
リミテッドエディション、つまり限定品として発売されている作家シリーズの最初の万年筆がヘミングウェイだったという事もあり、モンブランの万年筆ファンにとっては喉から手が出るほどコレクションに加えたい貴重な1本です。
モンブランは、1924年にマイスターシュティックという万年筆を作り、販売したことからその歴史を刻み始めます。つまり、万年筆こそモンブランの目玉商品なのです。
今でこそ、万年筆以外の文房具をはじめ、レザーアイテムや時計、アクセサリーなど様々な商品をリリースしているモンブランですが、その最初の一歩は1本の万年筆だったという事で、モンブランを語る上で万年筆は欠かせない商品なのです。
そんなモンブランの万年筆マイスターシュティックの中でも人気の作家シリーズは、モンブランが歴史に名を刻む作家たちに敬意を表してオマージュを捧げた万年筆です。各作家の人生や作風からインスピレーションを得て作られたため、名だたる作家たちの人生、作品、魂を感じさせるようなとても個性的なシリーズとなっています。
ヘミングウェイから始まった作家シリーズは、アガサ・クリスティ、オスカー・ワイルド、ドストエフスキー、エドガー・アラン・ポー、ディケンズ、ジュール・ヴェルヌ、そしてシェイクスピアと、次々と世界に名を馳せた作家たちのモデルが生み出されました。
ジャンルも国も様々な作家たちをイメージして作られた万年筆は、万年筆ファンやモンブランファンはもちろん、作家のファンたちからも支持を集め、限定品という事もあり、あっという間に売れてしまい、プレミアがついて価値が高騰しています。
その中でもシリーズ最初のヘミングウェイは2万本の限定発売だったそうですが、流通数がものすごく少なく、今手に入れようと思ってもなかなか見つけ出す事ができない「超」貴重なモデルなのです。
そんな超貴重な万年筆をカインドベアに置ける日が来るとは、なんとも感慨深いものを感じます。