ボウモア買取ました

ウイスキーは流通が少ないオールドタイプのものになると希少価値が上がると言われていますが、今回お買い取りしたボウモアのダンピーボトルの12年物のウイスキー(1000ml)は80年代に出回っていたもので、オールドボトルとしては十二分の価値のあるものです。

 

ボウモアは、ザ・マッカランなどと比べると多少知名度は下がるのかな、というところですが、スコットランドのアイラ島というスコッチウイスキーの聖地に蒸留所を構えており、「海のシングルモルト」というキャッチコピーで有名です。

海抜0mの蒸留所は、潮風を受けて潮の香りが感じられる海沿いの蒸留所です。「ボウモア」はゲール語で「大きな岩礁」を意味する言葉で、天候次第では波が壁を打つほど海と隣り合わせという立地で、240年もの間ウイスキーを熟成させてきました。ウイスキー熟成のために最適な湿潤さを保てるとして、最高の環境づくりができるのだそう。そして仄かに潮の香りを感じさせるような気さえしてくるこの環境こそが、世界でも稀な「ボウモア」のウイスキーの特徴となり、「海のシングルモルト」というキャッチコピーに相応しい個性を実現しています。

 

さて、今回お買い上げのダンピーボトルは、ちょっとずんぐりとした形のボトルの事を指します。ラベルをよく見ると、ヒレのついた不思議な生物が描かれています。空想上の生き物だと思いますが、海を彷彿とさせる生物ですね。とてもお洒落でかっこいいラベルです。

容量はたっぷり1000mlで、大人数でも楽しめるのが嬉しいポイントです。

 

12年物なので、比較的あっさりとした飲みやすい口当たりが特徴です。

香りは、コクやまろやかさ、重厚さというよりも、華やかさの方が目立ち、蜂蜜のような甘い香りも感じられます。そしてアイラ島のスコッチウイスキーならではの土っぽさや塩素のような不思議な香りも感じられます。これが「海のシングルモルト」の所以で、潮の香りというか、他のウイスキーには無い独特な香りが漂うのです。

味の方は、洋梨やトロピカルフルーツを感じさせる華やかさ、そしてピーティーさを感じられるスモーキーさ、麦の香ばしさなどが広がり、そこにほんのりと潮風を感じさせるような要素も加わります。品があり飲みやすく、ストレートでじっくりと味わいたい風味です。

 

個性的で味わい深いウイスキーをお探しの方にはおすすめの逸品です。

色々なウイスキーを探求したいというウイスキーファンの方には是非一度ご賞味いただきたいです。

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