Namiki ナミキ 万年筆 国光会 國光會 真人 蒔絵 漆螺鈿細工 をお買取り致しました

日本の技術がギュっと詰まった素晴らしい万年筆をお買取りしましたのでご報告します。

ブランドは「Namiki(ナミキ)」で、蒔絵の万年筆を手掛ける会社です。

 

蒔絵とは、日本の伝統工芸で、漆で絵や文字を描いたところに、その漆が乾く前に金粉や銀粉を「蒔いて」定着されるという技法です。

漆黒、あるいは鮮やかな紅色の漆を背景に、重厚で煌びやかな金や銀の光が輝くため、とても華やかで格式高い雰囲気が出ます。

 

Namikiは、そんな蒔絵を万年筆に取り入れました。

丁寧に漆を塗ったボディに金粉や銀粉を蒔いて彩ることで、唯一無二の芸術作品のような万年筆が生まれます。

 

日本らしさが感じられ、日本の職人技が詰まったこの万年筆は、国内はもちろん海外からも評価されており、日本好きな海外セレブや、美しいものが好きな資産家などが注目しています。

 

Namikiの蒔絵を手掛けるのは「國光會」という蒔絵作家集団です。

この「國光會」は、人間国宝である松田権六氏を中心に結成された作家集団で、全国各地で蒔絵の創作に従事しています。

「相撲が日本の国技であるが如く、蒔絵は御国の光である」という意味を込めて「國光會」という名前をつけたそうです。

 

Namikiの万年筆には、この「國光會」の名前と、手掛けた蒔絵作家の名前が記されています。今回お買取りの万年筆は、佐藤真人氏が手掛けたもので「真人」という名前が入っています。

 

美しい螺旋細工が目を引く万年筆で、いつまでも見ていられるような魅力を秘めています。

角度によって輝き方が変わるため、飽きない美しさが味わい深いです。

 

パソコンやタブレット、そして何よりもスマートフォンが普及したことにより、ペンを取って文字を記すという機会が減少していますが、万年筆は書く人によって文字の表情が全く変わったものとなり、「書くこと」を楽しめるアイテムです。

時には万年筆を使って手紙のひとつもしたためてみると、また乙なものかもしれません。

 

特にサインなどは万年筆だとなめらかで流れるように書けるため、日常使い用ではなく、サイン専用として大切に使うのも良いでしょう。

 

そんな万年筆をご紹介しましたが、カインドベアでは世界各国、様々な文具メーカーの万年筆をお引き取りしています。年代ものやレアなものは思わぬ高額がつくこともございますので、何か「売っても良いかな」というものがございましたら、是非お持ちください。

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