フランスのクリスタルガラスメーカー「バカラ」は、ガラスのグラスやタンブラーのみならず、香水瓶やアクセサリー、置物などのインテリアも手掛けている、世界屈指のクリスタルガラスメーカーです。
バカラは1764年に、フランスの田舎街、ロレーヌ地方にあるバカラ村に誕生しました。
18世紀当時、度重なる戦争のせいですっかり経済が落ち込んでしまったフランスが、経済復興のためにルイ15世が認めたガラス工場で、ここから緻密で繊細な技術を駆使して数々の美しく高品質なガラス製品が生み出されたのが、やがてバカラブランドを世界中に広めることになりました。
ルイ15世に認められたということで、きっとバカラ村の職人たちはものすごいプレッシャーと闘っていたことでしょう。
小さな田舎のガラス工場が、世界に通用するレベルのガラス製品を作らなければならなかったのですから、当然のことです。
しかしバカラ村の職人たちは、元来備えている職人気質と国王に期待をかけられる誇りによって、熱意をもってクリスタルガラスの製作に取り組み、世界に通用するガラス加工技術を確立したのです。
バカラのグラスの特徴は「フルレッドクリスタル」です。フルレッドクリスタルとは、酸化鉛を30%含んでいるガラスのことで、途明度と屈折率の高い澄んだ質感を生み出すことができます。
成形に自由が利き、高いデザイン性も実現できるのですが、もちろん美しい成形には熟練の技術が必要とされます。
バカラの職人たちは、最高品質のガラスを用いて、最高の技術を駆使して、最高のガラス製品を生み出すのですが、その徹底した品質の追及により、時としてできあがった商品を破棄することもあります。
仕上がりに納得いかない場合は、破棄したり、アウトレットで破格の値段で売ったりするのですが、自信を持って市場に送り出せる商品は6,7割と言われています。
今回は、そんな世界最高を追求し続けるバカラのタンブラーをお持ちいただきました。
シンプルなデザインですが、とても美しく、手にもよく馴染むタンブラーです。アイスロックを入れてウイスキーなどのお酒を楽しむのにピッタリな高級感溢れるタンブラーは、家に1セットは置いておきたい代物です。
カインドベアでは、バカラのタンブラーやグラスを積極的にお買い取りしております。
いただきものだけれど使っていない、しまいこんで出していない、というバカラのグラスなどがある方は、ぜひ当店へお持ちください。