バーボンウイスキーの金字塔である「ワイルドターキー」の中でも非常に希少価値の高い12年の旧ラベルをお買い取りいたしました。
8年や13年はよく見かけますが、旧ラベルの12年は本当に珍しく、ワイルドターキーファンにはたまらない逸品です。
ワイルドターキーは、ラベルに七面鳥の絵が描かれており、「ワイルド」という名前からもイメージされる通り、荒々しく独特な風味が特徴のバーボンウイスキーです。
バーボンウイスキーとは、世界にたくさんあるウイスキーの種類のひとつで、主原料としてトウモロコシを51%以上使っているものを指します。他にも、アルコール度数80%以下で蒸留すること、新しいオーク樽の内側を焦がしたもので熟成させること、など細かく条件が定められています。この条件を満たしたウイスキーだけが「バーボン」と分類されます。
ワイルドターキーは、1940年にトーマス・マッカーシーという男性が七面鳥狩りの最中に仲間に振舞ったバーボンウイスキーが好評だったため、この名前をつけたウイスキーを販売しはじめたことがその起源とされています。
ケンタッキー州のワイルドターキー蒸留所で造られており、他のバーボンウイスキーと比べるとトウモロコシの含有量が少なく、大麦やライ麦などをふんだんに用いて造られるウイスキーの個性的な味わいが楽しめます。
今回お買い取りした12年のウイスキーは、濃い琥珀色が美しく、ビターでスパイシーな香りが鼻を楽しませ、口に含むとトロリとしたなめらかな舌触りとスモーキーでウッディな風味がいっぱいに広がります。甘い余韻が楽しめるのも魅力のひとつです。
ワイルドターキーは荒々しい味が特徴のひとつですが、こちらの12年ものは比較的まろやかで、上品な仕上がりになっています。
ロックで飲むことによってウイスキーの個性をそのまま楽しむことができますが、ハイボールにしても美味しいです。
また、シロップや他のお酒と合わせてカクテルにしても秀逸です。ワイルドターキーをメインにするのではなく、香りづけ程度に少しプラスすることにより、唯一無二の個性的なカクテルが誕生します。柑橘系のカクテルやベリー系のカクテルと合わせるのがおすすめです。カルーアに少し足すとオトナなコーヒーテイストのカクテルに仕上がります。