ロレックスといえば、言わずと知れた高級時計ブランドで、男性ならば誰もが一度は腕につける事を夢見るハイブランドと言えるでしょう。
今回お買取りしたロレックスのGMTマスターは、1675の5番台というかなりレアで人気のヴィンテージモデルです。4桁品番のスポーツロレックスは、80年代に出回っていたモデルで、販売から30年が経つと正規修理受付が終了するロレックスでは、十分ヴィンテージと呼ぶに相応しい代物になります。
現行品とはデザインの傾向も全く異なるレトロな雰囲気がファンにはたまらないようで、今一番人気と言っても過言ではないヴィンテージモデルのスポーツロレックスです。特徴はなんといっても、まるでペプシコーラを彷彿とさせるようなアメリカンな青と赤の2トーンベゼル。ベゼルとは「枠」の事です。青と赤の色味がレトロポップな印象で、スポーティーでもあり、カジュアルでもある雰囲気が人気の理由のひとつとなっています。
また、短針の形がユニークで可愛らしさすら感じられるデザインであったり、「GMTハンド」と呼ばれる時差に対応した針もポップな三角形であったり、針のデザインにも遊び心があり、カジュアルシーンでもビジネスシーンでも活躍してくれるお洒落なポイントが散りばめられています。
さて、こちらのスポーツロレックスは、GMTマスターといいますが、ここでひとつウンチクを。GMTマスターの「GMT」とは一体何の事かご存じですか?
実はこれ、グリニッジ標準時(Greenwich Mean Time)の事で、GMTマスターはこのGMTを採用した時計だという意味なんです。
これに対し、日本の標準時はJST、そして協定世界時はUTCと定められていますが、ロレックスはもともとイギリスのメーカーであった事から、グリニッジ標準時であるGMTを採用しているそうです。
そんなウンチクも、知っているとワンランク上のロレックスマスターというかんじがして、ロレックスを身に着ける際に、他の人と差をつけられるかもしれませんよ。
遊び心に溢れ、青と赤の2トーンベゼルは自由に回す事ができるため、世界のどの国にいても時差調整ができるというスグレモノであるロレックスGMTマスター1675は、世界を股にかけるサラリーマンやビジネスマンにはうってつけのモデルと言えるでしょう。「大人の男性」を演出するブランド力と、適度なカジュアルさでフランクさも演出してくれるわけです。
きっと、この時計の持ち主様も、スタイリッシュに本品を身に着けて世界中を飛び回っていた事でしょう。仕事も遊びもデキる男なら是非身に着けたい逸品です。