ジャン ピエール カシニョール 赤い夏 まなざし リトグラフ 直筆サイン 139150 Jean-Pierre Cassigneul 絵画 をご売却いただきました

フランスの現代画家、ジャン=ピエール・カシニョールのリトグラフ作品「赤い夏 まなざし」をお買取りしました。直筆のサイン入りです。

 

「赤い夏」というタイトルの言葉からも分かるように、赤が非常に印象的な作品です。

真っ赤な花が作品のほぼ半面を占め、その鮮やかさが目を引きます。奥の方には夏の豊かな緑が連なり、夏の中の涼し気な木々の装いが見て取れます。

 

とても明るい雰囲気の作品なので、晴れた夏をイメージさせ、強い太陽の日差しが照り付けていることが容易に想像できますが、緑がその暑さを緩和して爽やかさをプラスしています。

サマーガーデンの芝生には、一人の女性が椅子に腰かけている後ろ姿が描かれています。「まなざし」というタイトルの言葉は、この女性に向けられたものでしょうか。

白い服と麦わら帽子のようなハットが涼し気で、夏らしい出で立ちです。

 

後ろを向いているため、どのような顔立ちなのか、表情なのか、見る者が自由に想像できます。自分の記憶にある大切な人、憧れの人の姿を重ねて楽しむことができる作品です。

 

この作品を手掛けたジャン=ピエール・カシニョールは、1935年にフランスの首都パリで生まれました。パリでは有名なオートクチュール店に生を受けたカシニョールは、10代のころから美術の才能を認められて、画壇で活躍していました。

20代で兵役を経て、再び芸術界で活躍するようになり、1970年には東京で大規模な個展を開くことになって来日しました。これがきっかけで日本で名が知られるようになります。

 

カシニョールの絵の雰囲気は日本人に非常に好まれるもので、柔らかく優美な色彩と柔らかい線でエレガンスな空気感が伝わってくる女性像は日本人女性の心を掴みました。

日本で有名になってから、パリでも人気を博すようになり、国を超えて世界中で活躍するようになります。

1990年代にはロシア、ボリショイ・バレェ団の舞台装置と衣装を手掛けました。

 

そんなカシニョールの「赤い夏 まなざし」は洗練された美しい風景画で、白を基調としたシックな部屋とよくマッチします。

個人宅にも、オフィスにも、よく馴染んでお部屋のワンポイントとなってくれます。

 

カインドベアでは、このような現代画家のアート作品をお買取りしております。

名の知れたアーティストの作品であれば高値がつくこともありますので、良い作品をお持ちの方は、是非一度お見せくださいませ。

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