児童憲章制定記念 1951年 昭和26年 8円 20面シート 額面160円分 未使用日本切手をお買取りいたしました

今回は記念切手のご紹介です。

児童憲章制定記念切手の20面シート(未使用)をお買取りさせていただきました。

 

児童憲章制定記念切手は、1951年(昭和26年)5月5日、子どもの日に発行された日本の記念切手です。

「すべての児童が健康に育てられること」といった内容が定められた「児童憲章」が制定されたことを記念して発行されたもので、子どもの横顔と若葉が描かれたデザインが単色で刷られたものです。8円切手の20面シートで発行され、1枚で160円分の切手となっています。

 

児童憲章が制定された1951年は、終戦から6年近くの年月が経っていた頃ですが、当時の日本では戦後の浮浪児童たちが大きな社会問題となっていました。戦争により親を亡くした子どもたちは、都市部に集まり、犯罪に手を染めたり巻き込まれたり、違法行為によりなんとか生計を立てたりして過ごしていました。スラムのようになった一部区画では、衛生面の問題も深刻で、早急な課題解決が必要でした。

 

こういった児童を守り、都市部の治安改善や衛生面の改善を推し進めるために制定されたのが児童憲章です。子どもとは平等に、正しく守られるべき存在であること、すべての大人がすべての子どもを守らなければならない、といったことが謳われ、子どもたちの権利と未来を守るための指針として定められました。

 

児童憲章制定記念切手は300万枚発行され、当時はそれほど珍しいものではなく、一般的に使われていました。しかし、時を経てアンティークな切手に高い価値がつくようになってからは、1950年代発行の切手の中でも特に高い希少価値を誇る切手として高値で取引されています。

 

現在は、使用済のものであってもそれなりの値段がつき、未使用、美品であればバラでも高値がつき、さらに状態の良い未使用20面シートであれば相当な査定金額が出ると言われています。

 

今回お買取りさせていただいたものは、20面シートで、未使用、状態も非常に良いものでしたので、当店でもお客様に納得いただける金額を提示することができました。

 

ご自宅に、古い切手が保管されている場合は、その切手には思わぬ価値がつくかもしれません。児童憲章制定記念切手だけでなく、年代物の切手、古い記念切手など、ございましたら、ぜひ一度査定させていただきたいと思います。カインドベアには目利きの鑑定スタッフがおりますので、お気軽に切手などをお持ちください。