「紫綬褒章」という言葉を耳にしたことはありますか?
フィギュアスケーターの羽生結弦選手が受章したというニュースが記憶に新しいのですが、よくスポーツ選手や芸能人、あるいは科学者や学者、芸術家、作家などに贈られる章のことです。毎年ニュースで「今年の紫綬褒章は誰々が受章しました」と報道され、オリンピックで活躍した選手や、ノーベル賞を受賞した科学者などが受章者として名を連ねます。
オリンピックを連覇した吉田沙保里選手は紫綬褒章を何度も受賞しています。正確には二度目以降は「飾版」とされます。
他にも、建築家の隈研吾さんや、漫画家の水木しげるさん、歌手の石川さゆりさんなど、数々の著名人が受章しています。オール阪神・巨人さんも受章し話題となりました。
実は、褒章は紫綬褒章だけではなく、他にもいくつか種類があります。
紅綬褒章:自らの危難を顧みずに人命を救った人
緑綬褒章:長年にわたるボランティア活動で顕著な実績をおさめた人
黄綬褒章:農業、商業、工業等の分野において模範となるような事績や技術をもつ人
紫綬褒章:科学、学術、芸術、スポーツ分野において優れた業績をあげた人
藍綬褒章:会社経営や各種団体の活動を通じて産業の振興や社会福祉の増進に貢献した人、または、公共事業に尽力した人
紺綬褒章:公益のために私財を寄付した人
色により内容が異なり、優劣はありません。
テレビやニュースで話題になるような著名人は紫綬褒章を受章することになるため、紫綬褒章がもっとも有名な褒章ですが、他にもこれだけ多くの種類の褒章があるのです。
それぞれ、国に貢献した功績を讃えて、毎年国が選定した受章者に贈られるものであり、とても価値のあるものです。
このたび、カインドベアでは、昭和39年の紺綬褒章の記念メダルと、昭和51年の紫綬褒章の記念メダルをお買い取りいたしました。
これは非常に珍しいものです。
限られた人しか手にできない代物であり、世の中に出回ることはほとんどありません。
アンティークのコレクターや、メダルなどのコレクターにとってはたまらない貴重な品で、歴史ある格式高い褒章のメダルを当店に並べられるだけでも、誇り高い気分になります。
箱もついており、非常に状態が良いため古めかしい印象はなく、逆に威厳すら感じさせるようなどっしり、ずっしりとしたメダルです。