尚美堂造 銀製銚子 梅摘 純銀刻印 酒器 共箱付をお買取りいたしました

 

大阪の老舗『尚美堂』の銀製銚子をお買取りいたしました。

純銀製で刻印もされており、記念品共箱付きです。銀製の酒器は珍しく、緻密な銀細工は日本古美術品として非常に価値の高いものです。

 

『尚美堂』は、大阪は淀屋橋に店舗を構える老舗です。

創立は明治33年で、120年以上の歴史を紡いできました。

 

創業者である初代、江藤栄吉郎は齢23にして、時計・貴金属・装身具・美術工芸品など多岐に渡る商品を扱う店として『尚美堂』を開き、精力的に、そして多角的に商売を展開していきました。

昭和12年に御堂筋が開通したことは『尚美堂』にとって非常に幸運なことでした。御堂筋の表通りに店が出たのです。順調に業績を伸ばし続けていましたが、戦時中の大空襲で全てが灰となってしまう窮地に陥ることもありました。

 

しかし、戦後の混乱も乗り越え、二代目の江藤順蔵は、大阪府時計貴金属眼鏡商業協同組合初代理事長、全日本時計貴金属眼鏡小売組合連合会副会長、近畿時計宝飾眼鏡小売組合連合会会長と、複数の団体のトップに就任し、多忙を極める中、業界の発展に貢献し続けました。

この貢献が国に評価され、昭和48年には勲五等双光旭日章を叙勲されました。

 

その後も代表のバトンが渡る中でも、創業の精神や理念は脈々と受け継がれ、『尚美堂』は大阪の人々だけでなく日本全国の人々にも知られる名店となっていきました。

 

『尚美堂』は宝飾品やジュエリーのリフォームやメンテナンス、オーダーメイドの贈答品等の制作などを中心に事業展開し、オリジナルの商品も多数世に送り出しています。

長きにわたり物語を紡いできた『尚美堂』の歴史的価値が宿った銀製銚子は、洗練された銀の美しさがダイレクトに感じられる逸品です。

 

カインドベアでは、日本古美術品、茶器や酒器、食器などの工芸品のお買取りを積極的におこなっております。ご自宅に使っていない工芸品や美術品などが眠っているという方は、ぜひ一度その価値をはかりに当店にお持ちください。熟練のスタッフが丁寧に査定させていただきます。