熊谷守一「扇面木版画集」
当店の参考買取額
熊谷守一「扇面木版画集」
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熊谷守一「扇面木版画集」
買取について
愛知県美術館には、「木村定三コレクション」として熊谷守一の作品が200点以上所蔵されています。お客さまは、旅先で訪れた同美術館で熊谷の作品を見て、深い感銘を受けました。もともと版画が好きだったお客さまは、後に、熊谷にも版画の作品があることを知り、なじみの美術商からお品物を購入しました。
熊谷の版画作品については、肉筆画と同様に、シンプルな形態や明るい色使いが特にお気に入りだったというお客さまでしたが、奥様が近々入院されるとのことで、その費用を捻出するために、お品物を売ることを決心しました。
お品物は、年月の経過により、一部にシミがありましたが、大きな傷みはなく、状態はおおむね良好でした。
版画、絵画の処分を検討されている皆さま、ぜひ当店にご相談ください。知識と経験が豊富な専門スタッフが、一点一点丁寧に査定いたします。
熊谷の版画作品については、肉筆画と同様に、シンプルな形態や明るい色使いが特にお気に入りだったというお客さまでしたが、奥様が近々入院されるとのことで、その費用を捻出するために、お品物を売ることを決心しました。
お品物は、年月の経過により、一部にシミがありましたが、大きな傷みはなく、状態はおおむね良好でした。
版画、絵画の処分を検討されている皆さま、ぜひ当店にご相談ください。知識と経験が豊富な専門スタッフが、一点一点丁寧に査定いたします。
熊谷守一「扇面木版画集」について
熊谷守一は洋画家であり、1880年、岐阜県の小村に生まれ、東京美術学校(現東京芸術大)を卒業。明治、大正、昭和にわたり70年を超える画業のなかで、自らの画風を模索し、赤い輪郭線と明快な色彩による「モリカズ様式」を確立。日本近代美術史に大きな足跡を残しました。
熊谷は、版画の制作も精力的に行いました。1940年、第27回二科展において「熊谷守一生誕六十年記念特別陳列」が行われると、熊谷の名はますます世に知られるようになり、各出版社から熊谷監修の版画が発行されました。熊谷は版画制作において、自然の色に強いこだわりを持ち、絵具の調合に工夫を重ねるなどしました。現在では、彼の版画は、発色、絵具ののりや質感において高い評価を得ています。
本品は、1975年に、一柿木版社から150部限定で刊行された木版画集です。原画は、本集のために描き下ろされたものです。本集には、自宅の庭で何年も観察していたアリや、造詣の深かった草花などの木版画が9点収録されています。
熊谷は、版画の制作も精力的に行いました。1940年、第27回二科展において「熊谷守一生誕六十年記念特別陳列」が行われると、熊谷の名はますます世に知られるようになり、各出版社から熊谷監修の版画が発行されました。熊谷は版画制作において、自然の色に強いこだわりを持ち、絵具の調合に工夫を重ねるなどしました。現在では、彼の版画は、発色、絵具ののりや質感において高い評価を得ています。
本品は、1975年に、一柿木版社から150部限定で刊行された木版画集です。原画は、本集のために描き下ろされたものです。本集には、自宅の庭で何年も観察していたアリや、造詣の深かった草花などの木版画が9点収録されています。