マイセン 色絵「猟師のほら話」図モカ用セルヴィス

当店の参考買取額

マイセン 色絵「猟師のほら話」図モカ用セルヴィス
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ハインツ・ヴェルナーによる繊細でファンタジックな極上品

マイセン 色絵「猟師のほら話」図モカ用セルヴィス
買取について

お品物は、お客さまがドイツの美術商から購入したもの。お客さまは、マイセンの食器をこよなく愛し、作品購入のために現地を何度も訪れるほど、熱烈なコレクターでした。

お客さまは、最近になって、体力の衰えを更に感じるようになったそうです。そこで、老後を視野に入れ、コンパクトなマンションへ住み替えることを決意。場所をとるお品物を手放すことにしました。

お品物は、カップ&ソーサー、プレート、ポット、シュガーポット、クリーマーからなる全21点のモカ用セルヴィス。先述の美術商によれば、ドイツの公的機関から依頼を受けて制作された特別モデルであり、非売品とのことでした(モチーフナンバーの記載もなし)。また、特殊なサイディングが施され、絵付けについても、通常の絵柄をアレンジしているものがあるとのこと。このようなことから、お品物は、実質的に一点物といえ、希少なものでした。

マイセン 色絵「猟師のほら話」図モカ用セルヴィス について

現代マイセン「五大芸術家」の一人、ハインツ・ヴェルナーの絵付けによる「猟師のほら話」と呼ばれる作品です。

今日のマイセンを代表する数々の絵付けデザインは、主にヴェルナーによって考案されました。その作品は、伝統を踏まえつつも、やさしさと生命力にあふれる絵付けで、幻想的であり、メルヘンチックかつファンタジックな世界を築き上げました。彼は、その偉大な功績からドイツの人間国宝に選ばれ、現在、マイセンの最高顧問でもあります。

本作品に目を移すと、猟師の狩りの様子がヴェルナーらしいタッチでユーモラスに表現されています。それでいて、デザインは繊細で秀逸です。マイセン独自の顔料によってペイントした葉の緑色とともに、動きのある猟師や動物を高度な手法を用いて描き重ねています。また、装飾が花形口縁のフォルムと見事に調和し、空間をうまく利用した構成になっています。

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